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「自動車用エアコンフィルターの交換経験に関する調査」 – 交換経験は57%

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「自動車用エアコンフィルターの交換経験に関する調査」 – 交換経験は57%



  GfKジャパン(東京:中野区)は、全国のドライバー9,986名に対し、自動車用エアコンフィルター(以下、エアコンフィルター)の交換経験に関する調査を実施し、その結果について発表した。

【概要】
  ・ドライバーの約6割にエアコンフィルターの交換経験あり。
  ・購入場所のトップは「カーディーラー」。5割弱が、車検や点検時の交換推奨をきっかけに交換。

【エアコンフィルターの交換経験】
 約1万人のドライバーにエアコンフィルターの交換経験について尋ねたところ、57%に交換経験があることが明らかになった(図1)。交換経験率は、男性では60%であったのに対し、女性では45%にとどまった。女性は、「自分で交換」した割合が極めて少なく、これが男女の経験率の差となった。
 交換経験率は、30代以上ではいずれの年代も60%弱であったが、車を取得して年数の浅い人が多い20代では38%にとどまった。また、運転の好き嫌いやカーメンテナンスへの関心有無によって、10~20%ポイントの差がみられた。

【購入場所】
 エアコンフィルターの交換経験のあるドライバーに、その購入場所を尋ねた。結果、最も多かったのは「カーディーラー」で55%を占めた(図2)。「カーディーラー」での購入割合が特に高かったのは、60代以上及びカーメンテナンスに関心のない層で、いずれも60%超に上った。
 一方、20代以下と30代では、「カーディーラー」の割合は50%に満たなかった。これらの年代では「インターネット」や「ガソリンスタンド」等の割合が上昇しており、他年代と比べて購入先の検討を柔軟に行っていることが伺えた。

【交換のきっかけ と交換しない理由】
 次に、エアコンフィルターの交換経験があるドライバーに、交換のきっかけを尋ねた。その結果、「車検や点検時に交換を勧められたから」が46%を占め、交換推奨の影響が大きいことが示された(図3)。同回答は女性では56%に達し、また、60代以上でも51%を占めた。この一方で20代以下では、同回答は30%未満にとどまり、代わりに「臭いが気になったから」が同程度あげられた。20代以下は、他年代より車内の匂いに対する意識が高いことが伺える結果となった。
 なお、交換のきっかけは、購入場所によっても違いがみられた。顧客層が異なることもあるが、「車検や点検時に交換を勧められたから」をあげた人は、「カーディーラー」や「車検・整備工場」では5割超であったが、「カー用品量販店」では2割にとどまった。

 最後にエアコンフィルターを交換した経験がないドライバーに、その理由を尋ねた。その結果、最多回答は「臭いが気にならない」で41%、次いで「交換のやり方が分からない」(15%)となった。なお、女性は、「臭いが気にならない」が男性より5%ポイント低かった一方で、「交換のやり方が分からない」と「交換できることを知らなかった」が男性より5%ポイント以上高かった。
 エアコンフィルターはタイヤのような見えやすい消耗による交換の必然性があるわけではなく、交換に対しての認知度も低いと考えられる。エアコンフィルターの交換においては、フィルターの汚れ等を可視化し、車や運転に対する関心が低い層へ積極的に訴求することで、潜在ニーズの掘り起こしにつながると考えられる。 

 

※「自動車用エアコンフィルターの交換・購入経験に関する調査」概要
■ 調査期間: 2017年4月3日~4月16日(計14日間) 
■ 調査方法: インターネット調査
■ 調査対象: 自動車保有者 9,986名  *セルごとの割り付けはせず、ノンウェイト集計

回答者属性(性、年代、居住都道府県)、車関連属性(保有台数、うち軽自動車台数、車利用頻度)

 

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