2024年11月14日
NIQ/GfK Japanは、「Snacking Industry Forum – October 2024」と題した、スナック食品市場におけるグローバルレポートを発表した。
レポートによるとアメリカと西ヨーロッパの食料品市場において、スナックカテゴリーが売り上げの36%を占めることが明らかになった。スナックカテゴリーは他のカテゴリーに比べてインフレの影響を受けづらく、価格が昨対比で5.6%上昇しているにも関わらず、緩やかな販売数量の回復 (+0.6%) の兆しを見せている。この背景には、インフレによって消費者がスナックを低コストの食事代わりとみなす生活習慣の変化も影響していると考えられる。
スナックカテゴリー内の各セグメントでは異なる動きが見られ、チルド&フローズンのセグメントが+2.8%で販売数量の伸びを牽引している一方で、キャンディーやチョコレートを含むコンフェクショナリー&スイートのセグメントは価格上昇の影響を最も受けており(+8.3%)、販売数量は減少傾向にある。また、ポテトチップス等のセイボリースナックも価格上昇の影響を大きく受けているが、販売数量はわずかに伸びている(+0.2%)。
本リリースに関するお問合せ先
平川己津子
mitsuko.hirakawa@nielseniq.com
NIQについて
NIQは、世界をリードする消費者インテリジェンス企業であり、消費者の購買行動に関する最も包括的な理解を提供し、新たな成長への道筋を示します。2023年、NIQはGfKと合併し、業界をけん引する2社が結びついたことで比類ない世界規模のリーチを実現しました。現在、NIQは95か国以上で事業を展開し、GDPの97%をカバーしています。当社は、包括的な小売データと最先端の分析プラットフォームを活用した高度な分析を通じて、最も広範な消費者インサイトをお届けすることで、Full View™を提供しています。