Have you heard? NIQ and GfK are now one website. Learn more

Report

「車検利用実態調査」

Report

「車検利用実態調査」



-新車保有年数が延びるほど、カーディーラーへの車検依頼は減少

  ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社(東京:中野区)は、全国の自動車購入者8,079名に対し、車検の利用状況に関するインターネット調査を実施した。その調査結果から、車検依頼先の傾向や、カーディーラーへの車検入庫率について発表した。

 概要 
  ・車検依頼先として、新車購入者に最も選ばれているのはカーディーラー、次いで車検・整備工場
  ・メーカー系列カーディーラーでの新車購入者におけるカーディーラーへの車検入庫率は、国産車は71%に対し外国車では82% 

車検回数による車検依頼先の変化
 
自動車車検の依頼先について調査したところ、新車購入者と中古車購入者で依頼先に大きな差がみられた。新車購入者に最も選ばれている車検依頼先はカーディーラーで全体では65%を占めた(図1)。ただし、車検回数が増えるにつれその割合は徐々に低下し、1回目の車検では77%が選択したカーディーラーは、5回目以上になると52%となった。また、中古車購入者の場合、車検依頼先で最も選ばれているのは車検・整備工場で43%を占めた。新車購入者で最も選ばれたカーディーラーは33%にとどまった。
 新車購入者は車の保有年数が長くなるほど、車検の商品やサービスを取捨選択する傾向がみられるものの、相対的にはカーディーラーの選択率が高い。カーディーラーへ車検を依頼した理由のトップは「いつも頼んでいるお店だから」であり、費用やサービス面に加え成功体験に基づく安心感、信頼感が選択に大きく影響していることが示された。

国産車・外国車の車検入庫状況の違い
 
新車をメーカー系列ディーラーで購入した消費者のうち、直近の車検をカーディーラーで受けた割合(車検入庫率)は国産車では71%であったのに対し、外国車では82%に達した。その一方で、カーディーラーが新車販売時に設けている車検メンテナンスパックの加入率をみると、外国車は52%と国産車(55%)をやや下回った。また、2年後に迎える次回車検時も同じ依頼先を利用したいかを尋ねたところ、国産車購入者のうち71%が次回も利用意向を示したのに対し、外国車購入者では65%にとどまった。外国車購入者は現在の車検先として多くがカーディーラーを選択しているものの、カーディーラーへのロイヤルティーは国産車購入者ほど高くないことが伺えた。

 — 「車検利用実態調査」概要–
  調査期間   :   2015年2月
  調査方法   :   インターネット調査
  回答者       :   全国の自動車購入者8,079名
  調査項目   :   車検利用状況(実施店、同時購入製品、メンテナンスパック加入有無等)車検依頼店選定理由・満足度、車保有への意識 等
  属性項目   :    保有車種、居住地域、年代、性別、世帯年収、世帯構成

 <以下よりPDF版をダウンロードいただけます>


Download (PDF)