23.06.2016
「GfKグローバル意識調査:常に連絡が取れることの重要性」
GfKは22の国と地域の27,000人にテクノロジーや情報ニーズに対する意識調査を実施し、その中から「常に連絡が取れることの重要性」について結果を発表しました。
【概要】
・どこにいても常に連絡が取れる状態でいることが重要と考える人はグローバルでは4割強。
ロシア、中国、トルコでは過半。日本は2割弱。
・ ドイツ、スウェーデン、カナダ、オランダでは、重要でないとの考えの方が多い。
テクノロジーの進化により、時間や場所を問わず連絡を取り合い、情報を入手することができるようになっています。こうした中、GfKは「常に連絡が取れることの重要性について」22の国と地域の27,000人に尋ねました。「どこにいても常に連絡が取れる状況にいることは自分にとって重要か」との質問に対し、グローバルでは「そう思う」※1が42%を占め、「そう思わない」※2(11%)を大きく上回りました。この考えをけん引している国は、ロシア、中国、トルコ、メキシコで半数以上が「そう思う」と回答しました。
多くの国では常に連絡が取れる状態にいることが重要であると考える人の方が多かった一方、ドイツ、スウェーデン、カナダ、オランダでは「そう思わない」と考える人の方が多いという結果になりました。特にドイツでは「そう思わない」が34%と、「そう思う」の2倍となりました。通信環境が整い、いつ、どこにいても連絡がとれるようになった今、同国ではつながらない状況にあることにも価値を見出している人が多いことが明らかになりました。
日本の状況を見ると、「そう思う」が18%、「そう思わない」が13%となり、常に連絡が取れる状況にあることが重要と考える人の方がやや多いという結果になりました。ただ、日本は「どちらでもない」と回答した人の割合が調査国の中で最も高く、常に連絡が取れることの良さと煩わしさの両方を思い浮かべている人が多いことが伺えました。また、年代別にみると、15-19歳では「そう思う」が22%と最も高かった一方、「そう思わない」は6%と最も低くなりました。コミュニケーションやショッピングなど生活内でのインターネット活用が他年代より進む同年代では、常に連絡が取れる状況に対して、その煩わしさよりも利便性の方が大きく勝っていることを示す結果となりました。
※1.「全くそう思う」から「全くそう思わない」の7段階の内トップ2の合計
※2.「全くそう思う」から「全くそう思わない」の7段階の内ボトム2の合計
— 調査概要 —
調査国: 世界22の国と地域( アルゼンチン、オーストラリア、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、チェコ共和国、フランス、ドイツ、 香港、 イタリア、日本、メキシコ、オランダ、 ポーランド、ロシア、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、イギリス、アメリカ合衆国)
調査対象: 15歳以上の消費者27,000人, 調査方法: インターネット調査, 調査時期: 2015年夏
<以下より図表付の資料をダウンロードいただけます。>