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「オールシーズンタイヤに関する消費者調査」- ドライバーのオールシーズンタイヤに対する認知率は79%

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「オールシーズンタイヤに関する消費者調査」- ドライバーのオールシーズンタイヤに対する認知率は79%



 GfK ジャパン(東京:中野区)は、全国のドライバー約14,500名に対し、オールシーズンタイヤに関するインターネット調査※を実施し、その結果を発表した。

【概要】
  ・ドライバーのオールシーズンタイヤに対する認知率は79%。ただしその半数以上は製品特性を把握していない
  ・最も多かった購入理由は「タイヤの履き替えが面倒」で26%、次いで「タイヤにかける総コストを抑えたい」が19%
  ・オールシーズンタイヤ使用者の今後の使用意向率は86%

【オールシーズンタイヤの販売状況と認知率】
 オールシーズンタイヤは四季を通じて安定した走行を可能にするタイヤであるが、販売実績*1をみると、タイヤ全体に対する数量構成比は2017年で1%にとどまっており、市場拡大の余地は大きいといえる。2018年4月にドライバー約14,500名を対象に行った調査では、13%が「使用経験はないが今後の購入を検討」しており、一定の潜在需要が読み取れる結果となった。
 ドライバーのオールシーズンタイヤに対する認知率は79%に達したものの、うち半数以上が「オールシーズンタイヤという名前だけは聞いたことがあるが、どのようなタイヤかは知らない」と回答しており、今後の販売拡大には消費者から製品特性やメリットについての十分な理解を得ることが重要といえそうだ(図1)。製品説明文*2を読んだドライバーに、オールシーズンタイヤに対してどのようなイメージを持ったかと聞いたところ、35%が「便利」と回答した。また「万能」、「一回試してみたい」というイメージを抱いたドライバーもそれぞれ25%にのぼった。

【オールシーズンタイヤの購入理由】
 オールシーズンタイヤ購入者に対して購入理由を聞いたところ「シーズンごとのタイヤの履き替えが面倒だから」が26%と最も多く、次いで「タイヤ購入にかける総コストを抑えられるから」が19%となった(図2)。この結果から、ドライバーは製品選択において手間軽減やコスト削減を重視していることがうかがえる。また、「最近多い突然の雪の日にも、慌てずに走りたいから」という回答も16%あり、急な降雪への備えとして購入している層もいると考えられる。そして、購入検討の際、「最初は夏タイヤを買おうと思っていたが、最終的にオールシーズンタイヤを購入した」と回答したドライバーは16%にのぼったことから、店員の説明やメーカーのウェブサイトで、突然の雪にも対応できるなどのオールシーズンタイヤのメリットを知り、購入に至ったケースもあるとみられる。
 エリア別にオールシーズンタイヤ使用者をみると、積雪の機会が少ない首都圏、東海、近畿、九州の比率が全国に比べ高く、都心部でのニーズが比較的高いと考えられる。
 オールシーズンタイヤの不満点や改善してほしい点について使用者に聞いたところ、「ノイズが気になった」、「燃費が悪くなった」、「乗り心地が悪くなった」といった回答がみられたものの、今後の使用への意欲は高く、「今後もぜひ使用したい」、「どちらかというと今後も使用したい」と回答した割合は86%となった(図3)。北海道・東北においてもこの比率は88%に達しており、一般地域のみならず、降雪地域でも今後オールシーズンタイヤの販売拡大の余地があるといえる。

 

*1 全国のカー用品店、タイヤ専門店(メーカー系列を除く)、ガソリンスタンド、インターネットの販売実績を元に、市場規模相当に拡大推計したデータ
*2 製品説明文:「オールシーズンタイヤとは、四季を通じて安定した走行を可能にするタイヤです。夏の乾いた路面・濡れた路面から、冬の雪道まで、路面状況を問わずに快適な走行をすることが出来ます。」

※. 「オールシーズンタイヤに関する調査」概要
  ■調査期間: 2018年4月19日~5月6日(計14日間)
  ■調査対象: 自動車保有者 約14,500名(ノンウェイト集計)
  ■調査方法: インターネット調査
  ■調査内容: オールシーズンタイヤの製品認知・イメージ、オールシーズンタイヤと聞いて連想するタイヤブランド、保有タイヤ種類、使用状況、購買行動(オールシーズンタイヤの購入意向、購入理由、参考情報源、購入場所、購入ブランド、購入重視点、使用後の不満点、今後の使用意向等)

 

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