GfK Japan(東京:中野区)は、全国のメガネチェーン店における視力矯正用メガネレンズとコンタクトレンズ販売店*におけるケア用品の販売実績を元に、市場規模相当に拡大推計し公表した。
■メガネレンズ
2024年第1四半期(1‐3月)のメガネレンズの販売は、枚数前年比2.6%増となった。レンズタイプ別に見ると、単焦点レンズが3.2%増、累進屈折力レンズが0.9%増と両タイプともに前年を上回った。メガネレンズ全体の税抜き平均価格は、レンズ1枚当たり4,072円と前年の同時期から0.8%上昇した。レンズタイプ別では、単焦点レンズが3.0%上昇した一方、累進屈折力レンズは0.7%の下落となった。枚数前年比がプラスに推移し、平均価格も上昇した事により、メガネレンズ全体の金額前年比は3.4%増と堅調に推移した。特に単焦点レンズは金額前年比6.3%増と好調に推移し、市場を牽引した。
■コンタクトレンズケア用品
2024年第1四半期(1‐3月)のコンタクトレンズケア用品の販売は、金額前年比5.8%減とマイナスで推移した。店頭では11.6%減、インターネットは0.3%増となり、インターネットが減少からプラスに転じた。タイプ別ではハードレンズ用MPSが金額前年比6.7%減とマイナスとなった。ソフトレンズ用MPSは金額38.3%減とマイナス幅が拡大した一方、同じソフトレンズ用でよりプレミアムなタイプとなる過酸化・ポピドンヨードは金額前年比9.0%増と好調。1リットル当たりの税抜き平均価格はソフトレンズ用MPSが1,218円で前年同期比から11.2%ダウン、過酸化・ポピドンヨードでも8.8%減の2,397円と価格が下がる動きとなった。
*コンタクトレンズ専門店および眼鏡専門店(インターネット販売を含む)を集計対象としております。
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