2024年9月24日
GfK/NIQ Japanは、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。
■タイヤ
2024年8月の自動車用タイヤ販売は本数前年比6%増と堅調であった。夏タイヤの販売は店頭では本数前年比10%増であったことに対し、インターネットでは同2%減と前年を割り込んだ。インターネットの落ち込みは販売本数の多い155/65/14の本数前年比が26%減と大幅に減少したことの影響が大きく、これに対し店頭では17%増と大幅な伸長が見られた。一方で、冬タイヤの販売はインターネットで好調な伸びを見せており、本数前年比は46%増に達した。
■エンジンオイル
2024年8月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比17%増と二桁成長を見せた。販売形態別にみると、量り売りは販売量前年比25%増と大幅に伸長し、缶売りは同7%増であった。4L缶の販売は数量前年比4%増と微増であった。店頭では同6%増であったものの、インターネットでは同10%減と前年を下回った。販売数量の多い0W-20は前年並みであったが、0W-16では数量前年比27%増と著しい伸長を遂げた。
■バッテリー
2024年8月の自動車用バッテリー販売は数量前年比8%増と堅調であった。店頭販売は数量前年比11%増と好調で、D26(同18%増)とB20(同27%増)の増加がけん引する結果となった。また、EN規格も数量前年比25%増と二桁成長を見せた。インターネット販売の数量前年比は4%増と微増であった。D26では同12%増と好調であったが、B24では同9%減と前年を割り込むサイズも見られた。
本リリースに関するお問合せ先
平川己津子
mitsuko.hirakawa@nielseniq.com
NIQについて
NIQは、世界をリードする消費者インテリジェンス企業であり、消費者の購買行動に関する最も包括的な理解を提供し、新たな成長への道筋を示します。2023年、NIQはGfKと合併し、業界をけん引する2社が結びついたことで比類ない世界規模のリーチを実現しました。現在、NIQは95か国以上で事業を展開し、GDPの97%をカバーしています。当社は、包括的な小売データと最先端の分析プラットフォームを活用した高度な分析を通じて、最も広範な消費者インサイトをお届けすることで、Full View™を提供しています。